2009年7月8日水曜日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版について思ったこと

「序」のBDを購入し、劇場に「破」を観にいき、TV版も観たりして、書きたいことがいろいろ溜まってきたので、ちょっとだけ発散させてもらおうかと思う。
ストーリーのネタバレはありませんが、「序」「破」を観てない人はここから先は進入禁止とします。




「破」で最も感心した点は、劇中の音楽の使い方です。
旧作においても、G線上のアリアやベートーベンの第9のイメージが一気に変わってしまった人も多いだろう。
キューブリックでいうと、2001年での「ツァラトゥストラはかく語りき」「美しく青きドナウ」、時計仕掛けのオレンジでの「雨に唄えば」などが有名なところである。
その曲を聴いて想起するイメージを根こそぎひっくり返されてしまうのである。

映像と音楽の関係について、ずいぶん前から思っていることがありました。
アップテンポの曲にスローモーションの映像って、実は相性がそんなに悪くないんですよ。
それと同じように、ものすごく緊張感のある映像に穏やかな曲、なんてのも実は相性は悪くないのです。
まぁ「悪趣味」と評する方もいらっしゃるようですが。

庵野監督は、今回もやってくれました。
曲名は書きませんが、わたしはしばらく「あれ」と「あれ」を冷静な気持ちで聴くことはできないでしょう。
なんだか、いろんなものを根こそぎ持って行かれた感じです。

今日はここまで

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